抗酸化・炎症調節薬「バルドキソロンメチル」開発中止 協和キリン
協和キリンは10日、同社が開発していたバルドキソロンメチル(開発コード=RTA402)について、全ての適応の開発を中止すると発表した。中止の理由は、糖尿病性腎臓病(DKD)を対象とした国内臨床第3相(P3)試験(AYAME試験)で、規制当局が重要視した有効性に関する副次的評価項目が達成できなかったためとして、DKDだけでなく、アルポート症候群(AS)や常染色体優性多発嚢胞腎(ADPKD)といった別の適応での開発も中止することとした。